音楽のビート(拍)ってなに?

こんにちは。小原ピアノ教室の小原です。


みなさん、「ビート」や「拍(はく)」という言葉を聞いたことはありますか?


ビート(=拍)は、音楽の心臓にあたる、とっても大切な部分です。


ビートは、人間に例えると「心拍」のようなもの。


人間が一定のリズムで心拍を刻んでいるように、音楽にも一定の間隔で刻まれるビートがあります。


ビートが安定している演奏は、聴いていて心地よく、安心感があります。


反対に、ビートが速くなったり遅くなったりすると、なんだか落ち着かない印象になります。
人間でいうと「不整脈」のような状態。


ちょっと問題あり、なのです(笑)。


当教室では、レッスンを始めたときから、このビート(拍)をしっかり身につけることがとても大切だと考えています。


どのように身につけていくの?


リトミックでは、まずピアノに合わせて「歩く」ことから始めます。


私は、どのレッスンでも、できるだけ最初の方にビートを感じる活動を取り入れるようにしています。


全身を使って音楽を表現することで、音楽を聴く耳と、音楽を感じる身体を作っていきます。
ピアノのレッスンでは、ソルフェージュのメニューとして取り入れています。


メトロノームに合わせて


「手拍子で刻む」

↓

「リズムを刻む」

↓

「ビートを保ちながら演奏する」


というように、少しずつ段階を上げて身につけていきます。


もう少し具体的にお伝えすると、まずは「ゆっくり・中くらい・速い」の3段階でスピードを決め、手拍子で合わせます。


具体的な数字は、お子さんが心地よく感じるところに設定していきます。


面白いことに、話すスピードと比例していることも多いんですよ。


ゆっくりお話しするお子さんは、メトロノームを四分音符=70・95・110くらいに設定するのに対し、

速めにお話しするお子さんは、四分音符=85・105・120くらいに設定することがあります。
もちろん、これはあくまで目安です。


教室では、下は65を切らないように、上は120を超えないようにしています。


ビートが安定してきたら、次はリズムに入ります。


最初は、四分音符と二分音符の打ち分けから始まり、少しずつ複雑なリズムへと進んでいきます。


そして最後には、安定したビート(拍)に乗せて、正確なリズムを指先からアウトプットできるようにしていきます。


手でリズム打ちをしているときはとても正確なのに、いざ指一本一本で弾くとなると、途端に難易度が上がります。


だからこそ、常に「今、正確なリズムで弾けているかな?」と判断できる、良い耳も同時に育てていきます。


ビート・拍子・テンポの違い


ここで混ざってしまいやすいのが、「ビート」「拍子」「テンポ」です。


簡単に言うと、


**ビート(拍)**は、音楽の中で一定に刻まれる「トクトク」という時間の流れ。


拍子は、その拍を一定のまとまりとして感じるもの。


テンポは、そのビートを刻む速さのことです。


まとまりを感じることも、テンポを自由に変化させることも、まずは「均一なビートを感じられること」が土台になります。


どれも、ビートがあってこそ。


ビートは、音楽を作っているあらゆる素材を魅力的に動かす「心臓部分」なのです。


そして、このビートを正確に刻むための心強い相棒が「メトロノーム」です。


「メトロノームに合わせてね!」


とか、


「メトロノームをよく聴いて!」


とか、先生に言われたことはありませんか?


でも、メトロノームを聴きながら弾くこと……意外と難しいですよね。


そして、練習しているうちに、いつの間にかメトロノームを聴かなくなっている人も増えます(笑)。


「メトロノームを聴きながら、どうやって練習したらいいの?」


そんな練習方法については、長くなってしまうので、また次回書きたいと思います。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。 

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