発表会 中間報告その2

こんにちは。
小原ピアノ教室の小原です。

発表会中間報告、第2弾は小4のNくんの様子を書こうと思います。

Nくんは、教室を開いて最初に体験レッスンに来てくれた男の子です。

真面目で優しく、そしてちょっぴりシャイな性格。

発表会では毎年、ソロ曲とお父様との連弾を披露してくれます。

そんなNくんが8月中旬、とても緊張した様子で、

「2曲一緒に進めていくのは大変です」

と伝えてくれました。

Nくんの性格を考えると、この一言を伝えるのには、きっととても勇気が必要だったと思います。

その前のレッスンでは、1曲目の表現を付け始めていて、表現するための技術的なことをたくさん伝えていました。 

そして、2曲目の譜読みを宿題にしていました。

私はNくんの一言を聞いて、

「少し欲張りすぎたかな」

と、瞬間的に反省を始めました。

確かに、そうですよね。

1曲目は、表現を付けるために技術的な練習を繰り返す。

2曲目は、なかなか音数の多い曲なのに、譜読みも宿題に出ている……。

真面目なNくんですから、

「なんとかしないと!」

と、きっとピアノにたくさん時間を使ってくれたのだと思います。

さらに、

発表会の日付は決まっている。

時期的に、もうすぐ学校も始まる。

他の習い事だってある……。

そんなことをいろいろ考えて、焦ってしまったのだと思います。

先生、配慮が足りなかった……。

「1つずつ丁寧に」
教室のモットー、どこいった。

反省……。

ということで、1曲目は忘れない程度にお家で弾いてもらうことにして、

教室では2曲目の譜読みを一緒に進めていく方針に変えました。

ソルフェージュと音符の音読練習も、いったんお休みです。

私は、日頃からコツコツと練習を積み重ねているNくんを、とても信頼しています。

普段から、

「いついつまでに、この技術を習得できるようになろう」

「次は、これを何回で丸にしよう」

など、目標を一緒に共有できる生徒さんです。

だから今回、少し宿題を減らしても、ずっと減らしたままになるわけではない。

そんな確信があり、一時的にシンプルな宿題にすることができました。

そして、お母様がNくん自身に決定を委ねてくださったことも、とても大きかったと思います。

余談ですが、この「コツコツ練習する力」が身についたのも、お母様の力です。

その後、Nくんは2曲目も両手奏に進み、

今ではソルフェージュや音符の音読の宿題も復活。

ハノンも休まずに続け、指作りのための練習にも励んでいます。

これからは、ソロ曲・連弾曲を分析したり、感じたりしながら、

自分の演奏を作っていく段階に入ります。

Nくんは、優しいメロディーを演奏することが得意です。

今回の連弾曲は、お父様が選んでくださいました。

その選曲からも、

「Nくんの良さが出るように」

というお父様の愛情を感じます。

また一つ、ご家族にとって大切な曲が増えることを願って、

本番までの時間を一緒に重ねていきたいと思います。

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