発表会 中間報告その1

こんにちは。小原ピアノ教室の小原です。
今日は、発表会へ向けての中間報告①を書きます。
先日たまたま同じ日に、小4の生徒さんお二人へ、同じ内容の話を、それぞれ個別に伝えました。
「そういう学年なのかな?」と興味深く感じたので、今日はそのことを書いていきます。
端的に言うと、
「常に冷静に弾く」
ということを、かなり必死にお伝えしました。笑
お二人とも譜読み(音読み)が終わり、片手ずつも弾けるようになり、両手の宿題を出し始めた時期です。
両手にしていく作業は、冷静に進めないと、練習している時間に対して仕上がりが比例しない、という現象が起こります。
今まで片手分の音楽を思い出していた時間で、今度は両手分を思い出すので、なかなか頭を使います。
右手のメロディーを塊で思い出し、左手の伴奏は、和音が変わる少し手前で、次の和音を塊で思い起こします。
思い起こせなかったときに焦ってしまい、
「なんとか拍に間に合わせよう!」
と、とりあえず何でも良いから音を出してしまうと、大抵間違えます。
そして恐ろしいことに、その間違った音を、指と耳が記憶してしまいます。
たった1回でも、です。
それまで片手ずつは完璧に弾けていても、です。
鍵盤に指を置き、押すという作業は、思っている以上に深く記憶してしまうようです。
これはお二人に限らず、ほとんどのお子さんに共通して言えます。
なので、曲に慣れていない頃の注意点は、

「正しい音を、決めた指で押す」
この1点に絞っています。
音が合っていても、指がその都度違っていたら、別のものになります。
だから、決めた指で押すことはとても大切です。
「今の目的は、正しい音を決めた指で弾くこと。
前の音と間が空いても気にしない。
どんなに空いても良いから、次の音と指を絶対に間違えないこと。
修正するには倍の時間がかかるよ」
と、お二人にめちゃくちゃ言いました。
私に隣でしつこく言われると、聞くしかないので(笑)、
二人ともかなり頑張って集中して、最後はノーミスで持って帰ることができました。
拍に合わせなくちゃ、という気持ち。
これは、お二人の中に音楽のビートが流れている証拠であり、
「なんとかしなくちゃ」
という真面目さと、
「弾いてみせる」
というプライドなのだと感じました。
それと同時に、発表会までの残り時間を考えた焦りもあったと思います。
数ヶ月単位で残り時間を考えられること。
ここに、お二人の去年までには感じなかった成長を感じています。
大人は身に付けていて当たり前の感覚ですが、お子さんにはなかなか伝わらず(笑)、周りの大人だけが焦ることも多々あります。
そこを説得しなくても良くなった二人に、
「お姉さんになったね」
と、拍手を送りたいです。
さらに、それぞれのチャレンジもあります。
Nちゃんは、左手が身体から離れた場所でメロディーを担当します。
画角を広げて、広い音域を見続ける必要があります。
身体から離れる分、外しやすいリスクもあります。
でも、「好きな曲だから弾きたい」と、いつも話してくれます。
そしてRちゃんは、曲の長さです。
片手ずつの練習で、
「こんなに弾いても、まだあるのか!」
を体感したのではないかと思います。
今度は両手で!
と、ちょっと打ちのめされちゃったかな、と感じました。
やることが多いと、一旦、見なかったことにしたくなりますよね(笑)。
ひとまず宿題を短い範囲に修正して、「弾ける!」と自信が持てた場所を宿題にしました。
お家でピアノに向かう時間を減らさないための対策です。
ガッツのあるお子さんなのですが、時にはガッツの充電も必要よね、と思っています。

残り約3ヶ月、頑張っていきましょう。
また、他の生徒さんの様子も書いていきたいと思います。


